2026.06.08更新

 

 

 

こんにちは!
綱島にあります和田デンタルクリニックの歯科医師の鹿野です

最近寒かったり暑かったりしていますがいかがお過ごしでしょうか

今日はボトックス治療についてお話ししようと思います!

歯科で行うボトックス治療とは?

~美容だけじゃない、歯ぎしり・食いしばりにも効果が期待できます~

近年、「ボトックス治療」という言葉を耳にする機会が増えました。美容医療のイメージが強い治療ですが、実は歯科領域でも幅広く活用されています。

歯科で行うボトックス治療は、主に咬筋(こうきん)や側頭筋などの過剰な筋活動を抑えることで、歯や顎への負担を軽減する治療です。

ボトックスとは?

ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出・精製されたタンパク質製剤です。

筋肉に注射することで神経から筋肉への信号伝達を一時的に抑制し、筋肉の過剰な緊張を和らげます。

効果は永久的ではなく、一般的に3~6か月程度持続します。

歯科でボトックス治療を行う目的

① 歯ぎしり・食いしばりの改善

睡眠中の歯ぎしりや日中の食いしばりは、自分でコントロールすることが難しい習癖です。

過度な咬合力によって

* 歯の摩耗
* 歯の破折
* 詰め物・被せ物の脱離
* インプラントへの過大な負荷
* 知覚過敏

などが起こることがあります。

咬筋にボトックスを注射することで咬む力を適度に弱め、歯や補綴物への負担軽減が期待できます。

② 顎関節症の症状緩和

顎関節症の患者さんでは、

* 顎が疲れる
* 朝起きると顎が痛い
* 口を開けると痛む

といった症状がみられることがあります。

筋肉の過緊張が原因となっている場合、ボトックス治療によって症状の改善が期待できます。

※すべての顎関節症に適応となるわけではありません。

③ エラ張りの改善

咬筋が発達している方では、下顔面が四角く見えることがあります。

咬筋にボトックスを注射すると筋肉が徐々に小さくなり、フェイスラインがすっきり見える場合があります。

特に

* 食いしばりが強い方
* 咬筋肥大がある方

に効果が期待できます。

④ インプラントやセラミック治療の保護

強い咬合力はインプラントやセラミック修復物のトラブル原因になることがあります。

特に

* セラミックの破損
* スクリューの緩み
* インプラント周囲骨への負担

などが懸念される場合には、補助的治療としてボトックスを併用することがあります。

治療の流れ

1. カウンセリング・診査

* 食いしばりの有無
* 顎関節症の症状
* 咬筋の発達状態

などを確認します。

2. 注射

咬筋に数か所注射します。

処置時間は5~10分程度です。

3. 効果発現

通常2~4週間かけて徐々に効果が現れます。

ボトックス治療のメリット

・歯ぎしり・食いしばりの軽減

・顎の疲労感の改善

・補綴物やインプラントの保護

・フェイスラインの改善

・ダウンタイムが少ない

考えられる副作用

ボトックス治療は比較的安全性の高い治療ですが、以下のような症状がみられることがあります。

* 注射部位の痛み
* 内出血
* 一時的な噛む力の低下
* 頬のこけ感
* 左右差

通常は時間とともに改善します。

よくある質問

Q. 歯ぎしりは完全になくなりますか?

ボトックスは歯ぎしりそのものを止める治療ではありません。

歯ぎしりの際の筋力を弱めることで、歯や顎へのダメージを軽減することを目的としています。

Q. 痛みはありますか?

細い針を使用するため痛みは比較的少ないですが、チクッとした刺激を感じることがあります。

Q. 効果はどれくらい続きますか?

個人差がありますが、3~6か月程度が目安です。

継続的な効果を希望される場合は定期的な治療が必要になります。

 

歯科のボトックス治療は、美容目的だけでなく、歯ぎしり・食いしばり・顎関節症などの機能的な問題に対しても有効な選択肢です。

特に、ナイトガードだけでは改善が難しい強い食いしばりや、インプラント・セラミック治療後の過大な咬合力が気になる方にとって有益な治療となる場合があります。

当院でもボトックス治療は行っていますので、気になる方はスタッフや歯科医師にお尋ねください!!

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