フッ素のはたらき☆
2024.05.18更新
こんにちは!受付の岩崎です
普段よく歯磨き粉などでフッ素入りと見かける機会があるかと思いますが、
本日はそんなフッ素がどのようなはたらきをするのかお話したいと思います
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フッ素は、脱灰が進むのを抑え、再石灰化と脱灰のバランスを維持してくれます☆
脱灰と再石灰化とは、、
ここでフッ素がむし歯を防ぐ具体的な3つの効果をご紹介します!!
①歯質の強化
歯質の主成分は、ハイドロキシアパタイトという成分で出来ており、
フッ素がハイドロキシアパタイトに触れるとより高いう蝕抵抗性を示すフルオロアパタイトに変化します!
なんとフルオロアパタイトはハイドロキシアパタイトの数倍の耐酸性であるので
より一層『酸に強い歯質』になり、むし歯になりにくい歯になるということですね
②再石灰化の促進
フッ素は、脱灰された歯質と唾液中のリン酸カルシウム(歯の主成分のひとつ)との反応性を高めるという効果があります。
これにより、脱灰された歯質にカルシウムが戻りやすくなるので、再石灰化が進みやすくなります!
歯を修復するサポートをしてくれる重要な役割をしているのですね
③プラーク(歯垢)内に存在する細菌の酸産生の抑制
フッ素は、細菌が持っている酸を作る酵素のはたらきを抑制して、むし歯の原因になる酸が作られるのを抑えます。
純粋に細菌のはたらきを抑えてくれるのは頼もしい効果ですよね
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いかがだったでしょうか??
フッ素には様々な効果があり、むし歯予防に効果的なことがわかりましたね
特にむし歯になりやすい乳歯の奥歯が生えた頃は積極的にフッ素の塗布を行い、永久歯が生えそろう14歳〜15歳頃まではフッ素塗布を定期的に行うことがおすすめです!
フッ素塗布に年齢制限はございませんので、基本的には何歳からでも処置することが出来ます。
もちろんお子様だけでなく大人の方にも効果的です
当院にもフッ素を使った歯磨きの粉の通り扱いや
希望であればフッ素を塗布することも可能ですので
ご希望の方やなにかご不明な点があります方はぜひお気軽にお尋ねください
みなさまが健康な歯で楽しく生活ができますように