2021.10.23更新

こんにちは、歯科衛生士の加藤ですrabbit

今週に入り急に冬の気温にぐっと近づきましたね!
急いで衣替えをしているところです...snow

私事ですが、今年からまた復帰をいたしました!
また、みなさまにお会いできることを嬉しく思います!


今回のテーマは『フッ化物』についてですtooth
フッ素というワードで耳にする機会も多いかと思います。
フッ素を応用することで

①歯のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトの結晶性の改善
②フルオロアパタイトの生成
③再石灰化の促進
④細菌・酵素作用の抑制
がお口の中で行われます。
以上のことからまとめると歯を強くすること、虫歯になりにくい口腔環境にするというかエビデンスがあがっています。

だからと言って、フッ素を使ったからといって必ずしも虫歯にならない訳ではありません!

現在日本でのフッ化物応用は

flower2フッ化物配合歯磨剤

・・・歯の萌出直後から毎日行えるもっとも身近なセルフケア用品


flower2フッ化物洗口

・・・特に4〜14歳、毎日
  成人や高齢者にもオススメ


flower2フッ化物歯面塗布

・・・歯の萌出直後より歯科医院にて塗布

 少なくても半年に一回

毎日の歯磨き粉でフッ化物配合歯磨剤や、洗口液を使用し
歯科医院での検診時に高濃度フッ化物を塗布することをおすすめしていますstar

最後に...
フッ化物の効果を最大限に残すポイントをお伝えします!


◎歯磨剤は量が多いほど唾液中にフッ化物が残りやすい
◎フッ化物イオン濃度は500ppm高くなることに
う蝕(虫歯)予防効果が6%UP

leaf日本で売られている濃度の上限は1500ppmです。

詳細は来院時にお尋ねください。

時期:使用濃度/使用量

歯の萌出〜6歳未満:500ppm / 切った爪程度
6〜14歳:1000ppm / 5mm程度
15歳以上:1500ppm / 2cm程度
(ペースト&ジェルの場合)

◎ゆすぐときは少量の水
 少量の水でゆすぐことで唾液中のフッ化物の保有時間が長くなる

フッ化物を効果的に使って虫歯を予防して美味しいものを沢山食べましょう!

また検診の際には普段の磨き方をチェックし、皆様にあった使い方を一緒に確認していきますね^^

 

 

2021.10.11更新

皆様こんにちは、歯科医師の高嶋です!!

新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言も明け都内の感染者数も今年初の連日100人を下回ったとの事でですが、まだまだ気を抜けない中でいかがお過ごしでしょうか?train

 

今回は久しぶりのブログの更新との事で「なぜ虫歯は起きるのか」という事について書きたいと思います!

 

まず最初に虫歯が始まるメカニズムについてお話致します!

 

私たちのお口の中に存在する虫歯の原因となる細菌たちは食べ物などに含まれている糖を代謝(エサと)し酸を産生します。

食事の度に酸が産生されることにより、お口の中が酸性環境となりpHが低下し歯の表面を脱灰し虫歯が始まっていくという訳です!

また細菌たちは自ら創り出した酸性環境下で生き延びることが出来るとともに、糖から酸を産生する能力を強めていきます。

 

以上の話の流れからお分かりかとは思いますが虫歯を起こす原因は

ズバリ

 

①頻繫に糖が摂取される

②ブラッシングが適切に行われない ことにあります!!!!

 

ではどうしたら虫歯の発生を予防できるのかです。

 

答えはプラーク(細菌)が酸性であり続けないようなアプローチをすることが大切になっていきます!!

一日3度の食事で一時的に酸性環境になることは避けられませんが、間食の食べ方やブラッシングに留意し、適切にフッ化物を用いることにより、う蝕の予防は可能になります!!

 

虫歯の治療はもちろんですが、虫歯になってしまわないようなセルフケアの方法についてもぜひ当院にいらしてご相談くださいburn

 

 

 

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