上顎前歯の色調・形態・不適合の部分の改善が得られ、自然な仕上がりになりました。

 上顎前歯の色調・形態・不適合の部分の改善が得られ、ホワイトニングを併用することで明るい印象になりました。

不適合であった被せ物の形態や色調も改善され、セルフケアもしやすくなりました。

自転車で転倒し、左上前歯が折れたとのことで来院されました。他院で破折した歯牙をボンドでつけた状態であり、もともと前歯の間に大きな隙間（正中離開）がありました。

生活歯髄療法を行い、歯の神経を残すことができ、最終的にセラミッククラウンで修復しています。前歯にあった隙間の部分は右の前歯もダイレクトボンディングを行い、見た目の印象も良くなりました。

右上側切歯の痛みがあり来院されました。被せ物を外すと、歯の根が破折していました。

経過は以下の通りです。

前処置：歯肉が下がってしまわないように残っている根を引っ張り出します。

手術　：インプラントを理想的な位置に埋入できるように、シュミレーションソフトを用いてガイドを作成します。

　　　　抜歯当日にインプラントを埋入しました。

待機期間：仮歯をつけて帰って頂きますので、歯がない状態にはなりません。

仮歯　：手術から2ヶ月後、最終的な被せ物を再現した仮歯を装着し、長期的に安定する被せ物となる様に調整していきます。

上顎の両側奥歯と下顎の片方の奥歯が欠損していました。

レントゲンを撮影すると上顎の骨はかなり少なくなっており、上顎洞（鼻の横にある副鼻腔）が近接していました。上顎はインプラントを埋める骨がないので、埋入する為に人工の骨を入れて骨の土台を造りました（サイナスリフト）。
下顎は骨が十分にあったため、インプラントを埋入しました。

２回目の手術で上顎にインプラントを埋入しました。インプラントは、シュミレーションソフトを用いて理想的な位置に埋入出来るように、ガイドを制作して行います。

治療前：右下奥歯の歯茎は腫れ、膿が出ていました。金属の被せ物の下には大きな齲蝕と根の先にも大きな病巣があり、広範囲で骨が溶けていました。歯周ポケットと根の先の病巣はつながり、隣の歯の根まで及んでいました。

4ヵ月後： マイクロエンド治療を3回行いました。4ヵ月後には根の先の病巣は消失し、骨の再生がみられます。歯周ポケットも改善しました。　

治療前：X線を撮影すると、根の先に大きな病巣があり、骨が欠損しています。病巣はすぐ上の上顎洞に近接しています。

治療直後：根の中を機械的に清掃・洗浄した後、細菌が再度溜まる事がないように材料で緊密に充填した状態です。

6ヵ月後：根の先の病巣はほぼ消失し、骨の再生がみられます。

■case3

「前医で抜歯と言われたが、抜きたくない」とのことで来院されました。

治療前：X線上で、根の先から根の間に大きな病巣があり、骨が欠損しています。根の中の充填物も不十分な状態で、折れた治療用器具（→）が残っています。

9ヵ月後：折れた治療用器具は除去されました。根の間、及び根の先の病巣はほぼ消失し、骨の再生がみられます。

疲れると右下の奥歯が痛いとのことで来院されました。

治療前：レントゲンを確認すると、根の中の充填は不十分で、根の先にも大きな病巣があり骨が溶けてしまっています。
前医ではヘミセクション（歯根分割）を勧められていました。顕微鏡で確認しながら土台を外すと根に修復不可能なヒビを認めました。予後が悪い可能性が高く抜歯し、親知らずを移植する予定となりました。

自家歯牙移植：破折している歯を抜歯し、親知らずを移植し固定しました。移植後はマイクロエンド治療を行なっています（3回）。

7ヶ月後：根の先の病巣があった部分は消失し、骨の再生が認められます。セラミック修復により機能も回復しました。

〈患者様へ〉

全ての症例において、症例集に示すような効果や同様の期間での治療成果が得られるとは限りません。

患者様それぞれのお口の状態に合わせて、治療プランをご提案させて頂きます。