2022.07.16更新

 

こんにちは、受付の田村ですflower2

ジリジリと日差しが強く暑い季節になってきましたねcloudbibibi

水分補給を忘れず熱中症に気を付けてお過ごしくださいglitter2

 

 

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さっそくですが、皆さんはふとした時にお口の臭いが気になることはありませんか?

マスク生活が続く中で今まで気にならなかったのに、もしかして…汗と感じるようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このにおいを感じる嗅覚には個人差があります。

ブラッシングが雑になれば口の中はすっきりしませんし、疲れている時やストレスを感じる時は口臭が強く出ているように感じますよね?

同じ人でもそのときの体調などによって、においの感受性が大きく変化します!

では、時間帯によって口臭の強さは変化するのでしょうか?magnifier

朝食や歯磨きなどが終わって2時間以内と2時間以上経過後、および昼食や歯磨きなどが終わって2時間以内と2時間以上経過後の4つの時間帯に測定した結果、

朝食後2時間以上経った後がもっとも口臭が強く、次に強いのは昼食後2時間以上経った後というデータがあります。

朝や昼の食事や歯磨きが終わって間もない時は口臭が弱いが、間が経つにつれてにおいが強くなことがわかります。

一方で、起床時の口臭が強いことは皆さんご存知の方も多いのではないでしょうか?

 モーニングブレスに関する調査として、起床直後、朝食直前、朝食直後では、起床直後がもっとも高く、朝食の前後では差がなかったとあります。

就寝中は唾液分泌が減少し口腔内の洗浄作用が低下するため、起床直後の口臭がもっとも強いと考えられていますexplosion

 

そもそも口臭とはどんな要因でおきるのでしょうかmagnifier

まず、口臭の原因となる主な物質は、

硫化水素

 →卵が腐ったようなにおい

メチルメルカプタン

 魚や野菜が腐ったようなにおい

ジメチルサルファイド

 生ごみよのうなにおい

などの揮発性硫黄化合物です。

においの強さは、細菌の種類や量、歯・舌など口内環境によって異なりますtoothexplosion

 

また、発生原因によって、

生理的口臭   

 主に舌後方部に付着した舌苔における細菌の腐敗作用で発生 

 →空腹、疲労時など起床直後にもっとも高い数値を示す    

飲食物・嗜好品による口臭  

 時間と共に減少する一時的なにおい

 →ネギ、ニラ、にんにく、アルコール、タバコなど 

疾患・異常などの病的原因による口臭

 歯科疾患による口臭 または 医科疾患による口臭

 歯周病糖尿病など

心因性の口臭

 健康状態が良好でも、自己判断による口臭

などに分けることができます。

原因を一つに特定するのは難しく、いくつかの要因が重なり合って口臭が発生している場合がほとんどです。

 

口臭とは「呼吸や会話した時に口から出てくる息が、他人にとって不快に感じられるもの」です。

重要なのは、本人ではなく第三者がにおいを不快に感じるか否かというのが重要な点です。

 

口臭の原因を把握したうえで口腔清掃に取り組んだり、一時的に口臭予防製品を利用したりするのは、

日常のエチケットとして適切な対応とおもわれますstar

舌清掃などで口臭が改善することもありますので、不安や悩みが少しでもある方は定期健診などの際にご相談くださいnicoglitter

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

2022.07.02更新

こんにちは!お久しぶりですsheep

梅雨が明けいきなり蒸し暑い日々が続いていますが、みなさん体調は崩されていませんか?
7月に入り、本格的に夏がやってきましたねflower
水分補給をしっかりおこない体調管理、熱中症には気をつけて過ごしましょうstar

さて、本題に入りたいと思いますが今回は咀嚼についてお話したいと思います。
咀嚼とは食べ物を歯で噛み砕くことを指します。
現代では仕事や家事、育児など忙しい日々を送っている人が多いため、時間に追われ早食いになっていることが多いと言われてます。

咀嚼は、人間が生まれてから死ぬまでにみられる発達と減退の過程においても変化します。たとえば、加齢により口腔機能が衰退すると、徐々に咀嚼は困難となり、特に硬いものや繊維質のもの、弾力のあるものが食べづらく、品数が限定されると食事の楽しみも半減します。また、咀嚼力が低下した高齢者は、食事中に十分な食塊形成ができないままがんばって嚥下しようとするため、誤嚥や窒息に陥るリスクが高まることが危惧されます。さらに、咀嚼ができなくなり、食べにくい食品のある者は、循環器系疾患による死亡率が1.8倍、呼吸器系疾患による死亡率が1.9倍に上がると報告されています。

このようなことから、「噛むこと」が身体に良く大切であることについてみなさんに知っていただきたいです。

①唾液の分泌を促進する
唾液には食塊形成を補助することや食物の消化をサポートし、胃の負担を軽減してくれたり、唾液の味覚を敏感にするはたらきによって、おいしさが増すなどの役割があります。
②脳を活性化する
咀嚼で記憶力や集中力・判断力が高まり学習効果がある他、認知症QOLの改善につながります。
③生活習慣病を予防する
よく噛んで食べると、食後の血糖値の上昇を抑制できたり、咀嚼回数によって高齢者の食欲を調整することができます。
④誤嚥性肺炎を予防する
嚥下直前の食塊形態は誤嚥性肺炎の発症に関連し、咀嚼回数と嚥下直前の食塊は嚥下に影響します。

現在日本人が一食あたりに要する咀嚼回数は620回と言われてます。数字だけ見ても多いのか少ないのか今ひとつピンとこないと思いますが、昭和初期には平均1,420回咀嚼していたと言われているため、なんと半分以下に減っていることがわかります。
その咀嚼回数が減った要因の1つとして、食生活の変化や食品の加工技術によって、現代人の好むハンバーグやスパゲッティをはじめ、レトルト食品など、あまり噛まなくても食べることができるメニューが日常の食卓に並ぶようになったため、咀嚼をさほど必要としない食文化へ構築することになったと言われています。

時代の変化とともに食事の際に私たちが咀嚼する回数はどんどん減っています。その背景や、その結果何が起きているのか、「噛むことの大切さ」についてみなさんに知っていただきたいです。

噛むこと

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