2022.04.09更新

こんにちは歯科医師の高嶋ですdogdog

そろそろ3月も終わり新年度も始まりますがみなさんいかがお過ごしでしょうか?flower2

今回のブログ記事の内容は栄養摂取状態が歯肉に影響するのかです

答えはYESです!!!

栄養摂取状態は歯肉だけでなく全身にも影響します。

またタンパク質やビタミン類の摂取量低下と歯の喪失に関連があることも報告されています!!!dogdog

歯肉は主にタンパク質の1つであるコラーゲンで構成されていますsnow

コラーゲンの生成にはビタミンCが必要なのでビタミンCが欠乏すると異常をきたします!!

ちなみにビタミンC欠乏症を壊血病といいますが、名前の通り血管が脆くなり、歯肉だけでなく、全身に点状出血や内出血がみられるのが特徴です。

また、コラーゲンの生成に必要な栄養素としてはタンパク質ビタミンAもあります。

タンパク質は筋肉や結合組織を構成するだけでなく、免疫細胞の働きを向上させたり、免疫物質を作り出したりする栄養素でもあります。

よって、タンパク質の摂取不足が続いて慢性的に低栄養状態にある人は、生体防御反応低下や創傷治癒遅延のリスクが高くなるため、

歯周組織破壊が進みやすい状態にあるため注意が必要です。

これらのことから歯の喪失はタンパク質やビタミン類の摂取量低下と関連あることが多くの疫学調査で報告されています。

さらに歯茎の健康を保つためには、炎症や感染をコントロールすることも非常に重要です。

歯周病の進行には炎症細胞が産生するフリーラジカルが関係しているため、歯周病の病態改善に抗酸化物質の摂取が有効であることも報告されています。

具体的には、抗炎症作用のあるオメガ-3系脂肪酸(DHA、EPA)、抗酸化作用のあるフラボノイド、カロテノイドなどの栄養素やそれを含む食品が歯周病の

リスクを減少させるのではないかと期待されています。

歯肉を含めた口腔粘膜はターンオーバーが早い為栄養素の欠乏に対する感受性が高いといえます。

よって栄養状態とは切っても切れない関係なのです!!!

以上で今回のブログを終わりにしたいと思います!

皆さんしっかりと栄養を摂取してお口の中も体も健康に保ちましょうdogdog

 

 

 

 

 

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