こんにちは歯科衛生士の浦田です
寒い日が続き、年末に向けてお忙しい方も多いかと思いますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私は年末にむけての大掃除を始めましたが、いろいろな思い出の品を発掘しては懐かしんでしまうため、完全に片付くまではまだまだかかりそうです
でもお掃除をするのは好きなので、もう少しこの楽しみを続けてみるのもいいのかも…?
みなさんもお家のお掃除や、ご自身のお口の中のお掃除、楽しく頑張っていきましょう!
さて、本日は、みなさんのお口の中の、目視では確認することのできない部分を検査するのにとっても大切な『レントゲン撮影』についてお話したいと思います
歯医者さんに行くと『レントゲン撮影』や『エックス線撮影』という言葉をよく耳にしますよね。
これらはどちらも同じものを指し、エックス線を照射することで、内部が透けて見えるような画像を撮影することができます
エックス線はドイツの物理学者ヴェルヘルム・レントゲン博士によって発見され、その由来は「目に見えない光、不思議な光」にちなんでつけられたんだとか。
歯医者さんで撮影するレントゲン写真で得られる情報はとっても多いんです!
虫歯の有無や進行状況はもちろん、外側からはみえないような詰め物の下の虫歯や、歯の神経の有無、また歯を支える骨に起きている変化や、歯ぐきの下にこっそり隠れた歯石の存在まで、本当に様々なことを知るのに役立ってくれます!
そんなレントゲン撮影ですが、被ばくの影響があることを知り、不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
特に妊娠中の方は、赤ちゃんのことを考えて心配されている方もいらっしゃると思います。
たしかに、妊娠初期はおなかの中の赤ちゃんのエックス線に対する感受性が高いため、注意が必要です。
しかし、通常の撮影におけるエックス線量では、基本的に心配はありません
実際のところ、歯医者さんのエックス線量は、1年の自然放射線の約1/100程度であり、また顎やお顔に対しての撮影になるため、赤ちゃんに直接エックス線が当たることはありません。ですので、そういった危険度は非常に低いと言えます。
また防護エプロンも着ていただくことで、撮影する部分以外への被ばく量をさらに軽減することができます。
そのような理由から、妊娠中であっても、安心してレントゲン撮影を受けていただくことができます
レントゲン撮影をしなかったために早期発見ができず、かえって苦痛やストレスになってしまうのを避けるためにも、レントゲン撮影は行っていきましょう!
それでも心配な場合は、ご来院した際に相談していただいても大丈夫です
レントゲン撮影について理解し、より良い歯医者さんライフを!